2013年11月14日木曜日

非糖尿病・高腹囲径・心血管リスク患者:メトホルミン心血管予防効果認めず

メトホルミンは、血糖降下効果と独立して、2型糖尿病患者の心血管系リスク要素を減少させる可能性がある(アジアのある国では、なぜか、糖尿病関連学会のお偉いさんたちが率先してその使用を差し控えさせていた、表向きは滅多に無い副作用を理由に・・・)

では、2型糖尿病の無い対象者でも、心血管予防効果があるのではないかという仮説検証

結論は、非糖尿病心血管リスク患者では、動脈性状の変化を見れば、メトホルミンの心血管疾患予防効果なさそうという話。ただ、臨床的アウトカム(心血管死亡・総死亡率・入院と言った指標)ではないから、ひょっとしてという可能性はあるが・・・

単独施設二重盲験プラシーボ対照(英国、グラスゴーの研究施設)
被験者は、2型糖尿病は無いが、冠動脈疾患ありで、ウェスト径大きい例
プラシーボとメトホルミン850mg×2回/日 1:1割付け
プライマリエンドポイントは、18ヶ月後の平均総頸動脈遠位IMT(cIMT)の進展度
セカンダリエンドポイントは、頸動脈プラークスコア(6カ所)差、血糖上体(糖化ヘモグロビン、空腹時血糖、インスリン濃度、HOMA-IR)、脂質濃度、hsCRP、tPA濃度

プラシーボ 87、メトホルミン 86登録、平均年齢 63歳

ベースラインでは、平均cIMT 0·717 mm (SD 0·129)、平均総頸動脈プラークスコア 2·43 (SD 1·55)

cIMT 進行は両群差認めず(slope difference 0·007 mm per year, 95% CI −0·006 to 0·020; p=0·29)

総頸動脈プラークスコアも有意差認めず  (0·01 per year, 95% CI −0·23 to 0·26; p=0·92)

メトホルミン服用者では、プラシーボ比較で、HbA1c、インスリン、HOMA-IR、tPA減少。総コレステロール、HDL、非HDLコレステロール、トリグリセリド、hsCRP、空腹時血糖両群有意差認めず

メトホルミン群で副作用イベント数 138/64名 vs プラシーボ群で120/60名

下痢、吐き気、嘔吐がメトホルミン群で多い (28 vs 5).

Metformin for non-diabetic patients with coronary heart disease (the CAMERA study): a randomised controlled trial
David Preiss et. al.
The Lancet Diabetes & Endocrinology, Early Online Publication, 7 November 2013
doi:10.1016/S2213-8587(13)70152-9

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