ST上昇型心筋梗塞への酸素治療のotimal approachを探る報告
High-concentration versus titrated oxygen therapy in ST-elevation myocardial infarction: A pilot randomized controlled trial
American Heart Journal, 01/17/2012
心原性ショック・極端な低酸素血症を伴わないST上昇型心筋梗塞かなj136名
・ 高濃度固定法: 6 L/min 中等濃度酸素マスク
・ 補正法:6時間93%-96%への酸素飽和度補正
主要アウトカムは、30日死亡率と72時間後のトロポニンT評価による梗塞巣サイズ
セカンダリアウトカムは、この研究を含めた死亡率データのメタアナリシス。
室内空気と補正法に比べ、高濃度酸素固定では、死亡率オッズ比 2.2 (95% CI 0.8-6.0)
トロポニンT (ratio of mean levels 0.74, 95% CI 0.50-1.1, P = .14)、梗塞量(mean difference −0.8 g, 95% CI −7.6 to 6.1, P = .82)、梗塞量比率 (mean difference −0.6%, 95% CI −5.6 to 4.5, P = .83)
結論としては、非合併症(ショック無し、極端な低酸素なし)ST上昇型心筋梗塞では、補正酸素療法にくらべ、高濃度酸素療法のベネフィット・エビデンス認めない。
しかし、信頼区間が大きすぎるので、臨床的には意義不明の状況であり、大規模ランダム化トライアルが必要。
関連:
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救急受診喘息:
・ 酸素投与は補正投与を2011年 10月 17日
・ 飛行機上の酸素投与器具と酸素投与量補正 2011年 07月 05日
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