2012年1月18日水曜日

高齢者:地域内移動困難発症は、年齢・身体パフォーマンスが要素 ;入院・敗血症などへ影響

前向きコホート研究(1998年3月から2009年12月):コネチカット州、Greter New Haven

70歳以上の641名の高齢者(active driver もしくは1/4マイル歩行に障害のない対象者)

加齢に於ける「不都合な真実」(An Incovenient Truth)とGillらが称する、短距離歩行不能・運転不能は、終末期への加速点であり、これらは、加齢状態と強い関連をもつアウトカムをもたらし、入院必要性と関連するという・・・


Risk Factors and Precipitants of Long-Term Disability in Community Mobility A Cohort Study of Older Persons
Ann Int Med. January 17, 2012 vol. 156 no. 2 131-140 

被験者 318 (56.0%) 、 269 (53.1%) がウォーキングもしくは運転に、長期障害発生。
7つのリスク要素が歩行障害と関連し、8つが運転障害に関連。

それぞれのアウトカムに最も関連したものは、年齢、 Short Physical Performance Batteryの低スコア

長期障害への影響として、それぞれのアウトカムに対し、多変量ハザード比で、それぞれ、入院が6.2、活動制限が2.4を越えた。

絶対的リスクで最も大きな差は、入院に関連する敗血症リスクを有した被験者が一般的であった。





Short Physical Performance Battery.
 http://www.pt.ntu.edu.tw/mhh/course/neuro/BS/mmh_geriatric/ShortPhysicalPerformanceBattery%5B2%5D.pdf

A Short Pysical Performance BAttery Assessing Lower Extremity Function: Association With Self-Reported Disability and Prediction of Moratlity and Nursing Home Admission
Journal of Gerontolgy : MEDICAL SCIENCES 1994, vol. 49, No 2, M85-M94
(pdf)






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