2012年1月18日水曜日

急性冠症候群・ EBMベース4薬剤処方が生存率改善と関連

Effect of Use of Combination Evidence-Based Medical Therapy After Acute Coronary Syndromes on Long-Term Outcomes
American Journal of Cardiology Volume 109, Issue 2 , Pages 159-164, 15 January 2012


ACS患者の死亡率減少効果を示すいくつかの薬剤があるが、長期アウトカムに関してはデータが十分でない。
1999年1月から2007年1月2684名のACS入院連続患者で、組み合わせスコアはEBMベース医薬品 (EBMs)と相関性計算。
EBMベース医薬品:aspirin, β blockers, angiotensin-converting enzyme inhibitors or angiotensin receptor blockers, lipid-lowering agents.
Global Registry of Acute Coronary Events (GRACE) risk score補正による2年次イベントに於けるEBMsスコアのインパクト調査のための多変量解析で、 thienopyridine useと退院年の相関
女性はより高齢で、より合併症が多く、4 EBMs処方されてない場合が男性より多い (53% vs 64%, p < 0.0001)
EBMs全部服用患者は1以下に比べ2年次生存ベネフィット有意に有り (odds ratio 0.25, 95% 信頼区間 0.15 to 0.41)、 それは、男女とも独立して認める(for men, odds ratio 0.22, 95% 信頼区間 0.11 to 0.44; for women, odds ratio 0.3, 95% 信頼区間 0.15 to 0.63)
心血管疾患イベント(心筋梗塞、再入院、卒中、死亡)に関しては、男性・全4EBMs服用時のみ軽度ベネフィットが観察された。
結論としては、ACS退院時の心臓薬剤組み合わせは、男女とも、2年次生存率改善と強く関連し、二次予防医薬品の重要性が判明した。

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