2012年2月16日木曜日

チャンピックスによる飲酒時失調増悪・鎮静作用;節酒方向性作用?

アルコールと併用のバレニクリンによる失調増加、鎮静作用は日本ならネガティブにアルコールとの同時使用禁止、まかりならんとなるかもしれないが、肯定的に、禁煙にも禁酒にもつながるかもしれないという方向に話が向かってる。
The Nicotinic Acetylcholine Receptor Partial Agonist Varenicline Increases the Ataxic and Sedative-Hypnotic Effects of Acute Ethanol Administration in C57BL/6J Mice

Alcoholism: Clinical and Experimental Research

Volume 34, Issue 12, December 2010, Pages: 2053–2060, Helen M. Kamens, Jimena Andersen and Marina R. Picciotto
Article first published online : 14 OCT 2010, DOI: 10.1111/j.1530-0277.2010.01301.x
 
情報ソース: http://www.sciencedaily.com/releases/2012/02/120215190138.htm


飲酒前3時間前にバレニクリンを服用すると、エタノールによる失調性作用、鎮静作用を更に影響を与える。
筆者らは、この現象を好意的に見ており、アルコール習慣にネガティブな影響を与え、アルコール消費量を 抑えるのではないかと考えている。

C57BL/6Jマウス(食事性肥満モデル)でバレニクリンによりlocomotor activity低下
バレニクリンは、balance beam(平均台)やdowel testによるエタノール誘発性失調増加
しかし、fixed-speed rotarod測定時は影響なし
バレニクリン前処置では loss of righting reflex (LORR):立ち直り反射異常時間増加

0 件のコメント:

コメントを投稿

noteへ実験的移行

禁煙はお早めに! 米国における人種・民族・性別による喫煙・禁煙での死亡率相違|Makisey|note 日常生活内の小さな身体活動の積み重ねが健康ベネフィットをもたらす:VILPA|Makisey|note