2012年2月16日木曜日

メタボリックシンドローム指標がWTC時粒子状物質吸引後一秒量異常と関連

WTCにおいて粒子状物質吸入症例において、FEV異常と関連する代謝的指標、HDL低値、TG高値、レプチン高値、心拍高値であるとのこと。


Metabolic Syndrome Biomarkers Predict Lung Function Impairment: A Nested Case-Control Study
Am. J. Respir. Crit. Care Med. 2012; 185: 392-399.


nested case-control study

症例はFEV1正常下限未満、対象は下限以上

body mass index、心拍、血糖、TG、HDL、レプチン、 、pancreatic polypeptide、 amylin評価

FEV1異常と有意差のあったもの:
HDL <40 mg/dl、 TG≧ 150 mg/dl、心拍 ≧66/分、 レプチン ≧ 10300 pg/ml


それぞれ2倍超の異常FEV1オッズ増加するが、amylin ≧ 116 pg/ml増加によりオッズ比84%減少(年齢、人種、BMI、WTC到着時間補正)

このモデルは、 感度 41%、 特異度 86% AUROC  0.77



血糖高値・pancreatic polypeptide減少が、肺機能低下を示すsingle biomarker modelになりそうだったが、有意差なし。 サンプルが特異的なため、この解釈には困難さが伴う。



nested case-controlについて

前向きコホート研究は、対象群を同定し、ベースラインにおいて対照群から標本やデータを抽出し、それらを時間的に前向きにフォローアップして行われる。この研究の利点は、事象と原因との時間的な関係を確立できること、暴露についての不完全なkい億による偏りを最小限にとどめることである。前向きコホートの欠点としては、研究対象のフォローアップを維持することが難しいことや、観察したい結果がまれにしか起きない場合の時間的な非効率性、などが挙げられる。前向きコホート研究のコストを抑える方法として、コホートを確立した後に行う実験解析の対象を、陽性の研究対象と、そえに見合った数の陰性の研究対象に限る方法がある。この種の研究デザインは、症例コントロール研究画コホートの入れ子になってることから、入れ子症例コントロールデザインと呼ばれる(Wacholder et. al. 1992)。
後ろ向きコホート研究は、現在に於ける研究対照群を同定した後、彼らの過去をさかのぼって追跡し絵行われる。この種の研究では、絶対リスク、相対リスクを評価することが可能で、また、前向きコホート研究と比べて容易に出来ることが多い。しかし、たとえば食事摂取など過去に起きた暴露を想い出す必要がある場合などに、後ろ向きコホート研究では偏りが生じうる。コホートがどのように確立したかによっては、コホート研究の結果を他の固体群一般化するのは難しいかもしれない。

(消化器癌 - 47 ページ - Google ブック検索結果 books.google.co.jp/books?isbn=4431712267 上西紀夫 - 2007 - Digestive organs)

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