From the American Academy of Pediatrics
Clinical Practice Guideline
The Diagnosis and Management of Acute Otitis Media
Published online February 25, 2013 (doi: 10.1542/peds.2012-3488)
Allan S. Lieberthal, et. al.
http://pediatrics.aappublications.org/content/early/2013/02/20/peds.2012-3488
pdf;
http://pediatrics.aappublications.org/content/early/2013/02/20/peds.2012-3488.full.pdf+html
急性中耳炎(AOM):中耳の炎症の所見・兆候の急性発症
無合併症AOM:痔漏なしの急性中耳炎
重症AOM:中等度・重度耳痛の存在、もしくは、39度以上の発熱を伴うAOM
非重症AOM:軽度耳痛・39度未満のAOM
反復AOM:6ヶ月中に記録良好な独立した3回以上AOM過去6ヶ月未満に1回とその前の12ヶ月に4回以上のAOM
MEE:病因・原因・病理・期間と関連しない中耳液
臨床医は、中等度・重度鼓膜のbulging、急性外耳道炎によらない耳漏新規発症を診断しなければならない
(Evidence Quality: Grade B, Rec. Strength: Recommendation)
臨床医は、軽度鼓膜のbulgingかつ48時間未満の耳痛(言語表出できない子供のholding、tugging、rubbing)、鼓膜の強度発赤症例を診断すべき
(Evidence Quality: Grade C, Rec. Strength:Recommendation)
臨床医は、MEE(pneumatic otoscopy and/or tympanometry)を有さない子供にAOMと診断すべきでない
(Evidence Quality: Grade B, Rec. Strength: Recommendation)
臨床医は、48時間以内発症時痛場合の子供で、鼓膜の軽度bulgingを有するか、強度鼓膜発赤所見の急性中耳炎診断すべき
(Evidence Quality: Grade C, Rec. Strength: Recommendation)
急性中耳炎管理には、疼痛評価を含めるべき。もし疼痛がある場合、臨床医は疼痛現象を行う治療を推奨する。
(Evidence Quality:Grade B, Rec. Strength: Strong Recommendation)
臨床医は、6ヶ月齢以上の非重症所見・兆候例(即ち、48時間未満の軽症耳痛、39度未満の体温)の両側急性中耳炎に対して抗生剤処方すべき
(Evidence Quality: Grade B, Rec. Strength: Strong Recommendation)
臨床医は、24ヶ月齢未満の非重症所見・兆候例(即ち、48時間未満の軽症耳痛、39度未満の体温)の両側急性中耳炎に対して抗生剤処方すべき
(Evidence Quality: Grade B, Rec. Strength: Recommendation)
6ヶ月から23ヶ月例の片側急性中耳炎(即ち、48時間未満の耳痛、39度未満の体温)に関しては両親・保護者との意思決定協議にもとづき、抗生剤治療もしくは綿密なフォローアップを行うべき
観察する場合、メカニズムを考慮に入れ、フォローアップ確認すべきで、発症48-72時間内悪化もしくは改善しない場合抗生剤治療開始すべき
(Evidence Quality: Grade B, Rec. Strength: Recommendation)
臨床医は、24ヶ月齢以上の非重症所見・兆候のない(即ち、48時間未満の軽度耳痛、39度未満の体温)急性中耳炎(両側、片側)では、両親・保護者と協議し意思決定時抗生剤処方あるいは綿密なフォローアップ時観察提供
観察する場合、メカニズムを考慮に入れ、フォローアップ確認すべきで、発症48-72時間内悪化もしくは改善しない場合抗生剤治療開始すべき
(Evidence Quality: Grade B, Rec Strength:Recommendation)
急性中耳炎に対して、臨床医は、以下の抗生剤意思決定時、βラクタマーゼに付加的処方
小児では、アモキシシリン30日内処方時、合併膿性結膜炎、アモキシシリン不応性の繰り返し急性中耳炎時
(Evidence Quality: Grade C, Rec. Strength: Recommendation)
初期治療
アモキシシリン(80-90mg/kg /d ;分2投与量)
or
アモキシシリン・CVA(アモキシシリン一日あたり90mg/kg+クラブラン酸 6.4mg/kg/日;分2投与量)
ペニシリンアレルギーのための代替:cefdinir、cefuroxime、cefpodoxime、ceftriaxone
初期治療失敗後の48-72時間後
アモキシシリン・CVA(アモキシシリン一日あたり90mg/kg+クラブラン酸 6.4mg/kg/日;分2投与量)
or
Ceftriaxone (50 mg IM or IV for 3 d)
代替;Ceftriaxone、clindamycin
経過観察とは何もしないということではない。イブプロフェンもしくはアセトアミノフェンを疼痛改善のため使用。72時間以内に改善しない場合は、抗生剤投与すべき。
新しい歯が生えてくる時、感冒、咽頭痛、ウィルス性炎症でも耳痛を生じることも考慮し、鼓膜観察の重要性を強調。
母乳4ヶ月最小化で、耳感染エピソードを減少、受動喫煙防止で乳児中耳炎減少
ear-tubeのオプション的役割、浸出液管理に役割を果たす。