血圧、脈圧があるほど、ADL障がい指数、認知機能スコア減少率鈍化するという報告。
High Blood Pressure and Resilience to Physical and Cognitive Decline in the Oldest Old: The Leiden 85-Plus Study
Behnam Sabayan et. al.
Am Geriatr Soc 60:2014–2019, 2012.
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/j.1532-5415.2012.04203.x/abstract
超高齢者である85歳以上では、収縮期血圧と脈圧増加は、ADL障がいスコア低値と相関(both P = .01)。
同様に、収縮期血圧、拡張期血圧、平均動脈圧高値ほど、MMSEスコア高値と関連 (all P < .05)
85歳から先は、85歳時点の収縮期血圧高値(p< .001)、平均血圧高値(p=.01)、脈圧高値(p=.003)ほど、ADL障がいスコア年次増加は、減弱する。
同様に、85歳時の収縮期高値(p=.03)、脈圧高値(p=.008)ほど、MMSEの年間減少の減弱と関連
追加解析すると、血圧高値と年次MMSEスコア減少減弱の関連性は、ADL障がい高度な例で特に影響がある。
高齢者の降圧治療はやはり別立てが必要なのだろう。
高齢者:降圧剤治療後45日間は股関節骨折リスク4割増加 2012/11/21